12月

故郷では雪が降る 背を向けエリを立てる ここではからっ風が ようしゃなく打ちつける
痛さも感じない ウソも本当になる 何度でも食らってやる よけかた知らないから
カギもかけず 地図も持たず
クラクラと足がもつれ 気をゆるし家は遠く どんどん迷い込んで 芯まで冷えてきて
流れ速いこの街で 自分に言い聞かせ まだまだへこたれぬ こんどこそうまくやる
こぶしだけは ウソはつけぬ、