100_時間のフカミ
映る姿を
疑うことのできる今がきた
要らない鏡を
捨て続けて時計をじかに見る
目の前の道は
登ってることだけを信じてる
要らない鏡を
捨てすぎてのぞみ通り孤独
初めて乗り込む
僕の鼓動で動く速いバス
目の前の道を
時代とともに急ぐ 転がってく
急ぐ景色に見落とすなにかより
底が見えるまでえぐる道具をくれ
うずくまって肩振るわせてみえるかい
半笑いで靴のひも結んでるのさ
急ぐ景色に見落とすなにかより
底が見えるまでえぐる道具をくれ
落ちる姿であなたに語りかけたいから
追い続けて沈むだけ
迷ったままの言葉でも吐き出して
問いも答えもないここで
時間のフカミを軋むほどにらみつけ
このあたたかさだけは嘘じゃないはずさ
軋むほど抱きしめて
追い続けて沈むだけ
かまわない 急ぐだけ
軋むほど音をあげ