ぐらぐら
駆け抜けたいだけさ
さっさと終わって消えてしまうはずが
月夜にねらいをさだめて
影だけをさがした
揺られてたいだけさ
だから 小さなだましを積み重ねてるんだ
どこからともなくきこえる
声がありがたくて
案2
ぐらぐらの夜は
ノイズまみれで
落ちていく
朝焼けの海に
足がぬれる夢をみた
(澄きとおる嘘)
がさがさの指で
今日は急がない
今日はちがうんだ
ちがってもいいだろ
いいだろ
ぐらぐらの夜が墜ちてゆく 時
ノイズがてらすす
朝焼けの海が足をぬらす
夢は 透みきったうそさ
がさがさ指で触れた時に
あなたからこぼれた声
全部とおりすぎた
ぼくを通り過ぎた
ことさ
記憶はまたとぎれた
(めずらしくもないこと)
なんにもないだけさ
そこらじゅうに ナッシングを生み 散ら かしてる
光の中で ひろい集めた
ゼロはまだある
大丈夫
麻酔か、なんかだな 世界は
そうでもなければ もっと狂ってるさ
ぼやけたくらいで、いきたいな
ひとりか、ふたりで
今日は急がない
今日はちがうんだ
ちがってもいいだろ
いいだろ
ぐらぐらの夜が墜ちてゆく 時
ノイズがてらす
朝焼けの海が足をぬらす
夢は 透みきったうそだ
がさがさ指で触れた時に
あなたからこぼれた声
ちぎれた絵を
つなぎ合わせてみたら
すきまだらけの
かさなりだらけの
あたまんなか
ゆがみはまぶし過ぎて
ちぎれた絵を
つなぎ合わせてみたら
すきまだらけの
かさなりだらけの
あたまんなか
記憶はまたとぎれた